私塾・フリースクール

まなび場 Q&A

■フリースクールとは?
 1人ひとりの学び方の自由度が高い“スクール”です。まなび場のことを“自由塾”と呼んでいる利用者もいます。不登校生徒だけではなく、学校に通いながら参加している人達もいます。

■私塾とは?
 個人が運営する教育機関です。まなび場の場合、不登校の生徒が学校出席扱いとなるなど、公的な面ももっています。

■どんな人が利用していますか?
 不登校の中学生、通信制高校生、高卒認定試験受験者、学校に通いながら放課後に参加している中学生・高校生・大学生、高校中退や卒業後に居場所を求めてくる若者など、多様な人たちがいます。小学校高学年の人が参加していることもあります。

■何人くらいの人がいますか?
 利用者は、25人前後です。各人の希望する時間に来るので、同じ時間に集まっている人数は1〜10人前後です(曜日や時間帯で異なります)。

■何を求めて来る人が多いですか?
 自分のペースで過ごせる居場所を求めてくる人、友達を作りたい人、勉強を教えて欲しい人、人と話すことが好きな人など、様々です。

■学校出席扱いになりますか?
 不登校の人は、まなび場参加が学校出席扱いとなります(各学校長判断による)。 学校出席扱いとなると、通学定期を利用できます。

→「不登校児童生徒への支援のあり方について(通知)」文部科学省
→「登校拒否児童生徒が学校外の公的機関等に通所する場合の通学定期乗車券制度の適用について」文部科学省

■勉強を教えてもらえますか?
 学習はスタッフがサポートします。どのように学習を進めるかは、スタッフと相談して本人が決めます。勉強は強制しません。教科書にそった勉強にはとらわれず、学ぶことの面白さと出会うことを大切にしています。

■規則はありますか?
 個人の持ち物や服装は自由です。スマホ・ゲーム機等の持参も自由です(Wi-Fi利用可)。人との関わりや自分の世界を広げることを大切にする意味で、ゲームや動画視聴は1日90分以内という約束になっています。

■不登校の中学生の進路はどうなっていますか?
 全日制普通科高校、昼間定時制(単位制)高校、夜間高校、通信制高校、サポート校、専門学校、など多様です。

■高校卒業資格は取れますか?
 まなび場で学びながら、通信制高校の単位を取得するという方法があります。高校卒業程度認定試験の学習もサポートします。

→「高等学校卒業程度認定試験」文部科学省

■学校に通いながら参加している人はいますか?
 はい。居場所を求めて学校帰りに来る人、「ゼミ」や「対話の時間」が楽しいから来るという人、勉強を教えて欲しいから来る人などがいます。

■”発達障がい”の人に対応していますか?
 個性の違いが尊重される場、人間関係の苦手な人でも過ごしやすい場をめざしています。多様な個性の人間が同じ場で過ごすことに意味があると考えています。

■不登校の人は学校に行くべきでしょうか?
 学校に行く大きな目的は、いろいろな人と出会って自分の世界を広げていくことにあります。ところで、学校にいけば必ず人間関係が築けるというわけではありません。もっと少人数で個人のペースが尊重される場の方が、自然な人間関係を作りやすい場合もあります。同一年齢の集団だと緊張が高くなってしまうけれど、異年齢だとリラックスできるという人もいます。
 学校は学習の場でもあります。学校で学力をつけていく人達もいますし、学校の授業にはついていけなかったり興味が持てなかったりする人達もいます。 
 子ども・若者がいっしょに過ごしながら学べる場は学校だけではありません。学校に行くとエネルギーが枯れていくと感じる人は、学校外で生き生きと学べる場を探してみてはどうでしょうか。

■保護者会(親の会)はありますか?
 多様な年齢の子ども・若者が参加する場であることもあり、保護者会は実施していませんが(保護者からの要望があれば実施します)、地域の親の会やネットワーク等を紹介しています。希望者には随時面談を実施しています(相談費は不要です)。